『私の宗教(My Religion)』(後に『光の中に』)を読んで

ヘレン・ケラーは視力も聴力も失い、さらに言葉を失った世界の中で育ちました。

しかしサリバン先生との出会い、そして何よりも後年、宗教と哲学に深く触れた彼女は、自分の人生を「光に満ちたもの」と語ります。

その著書『私の宗教(My Religion)』(後に『光の中に』)の中で彼女はこう書いています。

「目に見える太陽よりも、

もっと私を照らしてやまない光があります。

それは、神の愛の光です。」

また別の箇所でこう記しました。

「私は肉体の目では光を見ませんが、

霊の目で光を見ます。

この世の痛みや悲しみの中にさえ、

神の大いなる調和と秩序を感じます。」

これは、まさに「上にあるものは下にあるものの如し」という

コレスポンデンス(一致する・類似する)の法則の一つの証言のようにも思えます。

肉体が不自由であっても、彼女の心は神と響き合い、光を感じていた。

その霊的な光は、彼女の心を暖め、体を動かし、言葉を生み、世界と再びつながる力となりました。

私たちが整体で体をほぐすのも同じです。

硬く冷たくなった筋肉を解き、呼吸を深くし、血流を巡らせることは、単に肉体を整えるだけでなく、心を静かに整え、そしてまた私たちの内なる光――神や自然の秩序との調和を取り戻す作業なのです。

だからどうか今日、深呼吸をしてみてください。

心の中に小さくとも確かな光を思い描いてください。

それは必ずあなたの体を温め、周囲に穏やかな波紋を広げていきます。

ヘレン・ケラーが暗闇の中で見つけた光は、私たち一人ひとりの心にも同じように宿っているのです。