生きるとは、環境と関わること 養生講座の記録から(No.4)

概要
心も体もふわっとあったかくなるスマイル整体屋 直(ナオ)です。
実践・養生講座の記録から
第1回 「こころ」と「からだ」の不思議
第3回 学習すること 〜自分が望む人生を歩むための道しるべ〜
今回(第4回)の講義メモは、
生きるとは、環境と関わること
を紹介します。
今、何らかの病気になっていたり、長らく入院や通院している方、調子が悪く
仕事や職場・学校に行けなくなっている方に読んでもらって
感じていただけると変化へのヒントがあると思います。
紫鯨亭では自身の経験や整体・その周辺領域を通じて、施術とともに
この内容等をベースにカウンセリングも適宜行っています。
周りとの距離感が大切
私たちは、個人(個体、個別の人格)です。
本能的に身勝手です。
でも一人では生きていけません。
だからどう周りと付き合うかは重要な問題です。
(距離感と言っていいと思います)
環境とは何か?
2つに分けて考えてみます。(2つの視点)
-
自然環境
大昔からそこにあり、徐々に変わるもの。できれば維持・保護すべきもの。
-
社会環境
人が作り出すもの。(一方的に)自然を変化させるもの。
時に圧力が強すぎるもの。(自然環境に邪魔になる)
私たちは、身の回りにあるものと関わりながら生きています。
私たちは、身の回りにあるもの(環境)と関わりながら生きています。
衣食住はもちろん、人間関係も「環境」(社会環境)といえます。
「環境とうまく関わる」ことが、「社会的な存在として、心地よく、健康的に生きること」につながります。
「自分にとって適度な距離を周りに対してとる」ということです。
- 関わりすぎない。遠すぎもしない。
困ったとき、足りないときは助けを求める。依存し過ぎない、し続けない。 - 生きるためにどうしても必要なものは、無理しても手に入れる。
要らないかもしれないものは、我慢してみる。 - 下さるものは、ありがたく頂戴する。
自分の与えられるものは、惜しげなく与える。
環境とうまく関わるために大切だと思う5つのこと。
- 人間は自然を間借りして生きている。(畏れ(おそれ)を持つ)
- 快適な環境は、自分が作る。
(周りに働きかけるだけでなく)自分が変わればいい場合もある。
→社会環境は、ほとんどそうと言ってもいい。(直) - 五感をはたらかせる。周囲(環境)の危険を察知する能力を磨く。
(君子危うきに近寄らず) - 深く関わるか、浅く関わるか。
(君子の交わりは、淡きこと水の如し=自立(自律)の勧め - 「手間をかける」=働く。働きかける。
→便利さ、安直さを追い求めない。(直)
身近な視点(衣・食・住・人付き合い)から考えると、次どう行動すれば
いいかが見えてくる。
→身近な視点から考えるのが有効(直)
この時に取上げたテーマは、”食糧危機” ”森林浴の効果”でした。
雑感
今日のテーマのキーワードの一つは、距離感だと思います。
また、とるべき立ち位置を考える必要があります。(図1)
近ければ近いほど関係性が濃密で影響度が大きいです。
図1
2007年5月4日 実践・養生講義 自身のメモ より