共鳴法・つるた療法とは

当亭の特徴

多ければ、長ければ、強ければいいという考え方がある限り、人間は丈夫になれない。
本当は、外から与えるものは、弱ければいい、短ければいい、力を使わないほどいいのです。
何も使わないで健康ならばそれが理想です。

これは、野口整体の創始者 野口晴哉氏の言葉です。

痛いところや不具合のあるところ以外を「スーと撫でたり、やさしく押さえたり」しながら、痛みや違和感がなくなっていきます。

 

痛みの出ている部位が直接の原因でないケースが8割位あります。
患部を全く触らずに改善するケースも多いです。
その時でも9割位が「スーと撫でたり、やさしく押さえたり」という施術方法で痛みや違和感をなくしていきます。

ほとんどの方が痛い部分が悪いと思っていると思います。
骨盤が歪んでいたり、背骨が捻れたりしているとほかの部分が痛んできます。
体を建物に例えれば土台や柱が傾いたり歪んでいれば建物全体が壊れはじめます。
当亭で施術を受けた方は、なぜ痛いところを操作しないで痛みが取れるの?と驚かれます。
痛くなった原因を取り除き痛みを消失させる施術をしているからです。

ある一定期間で(1週間間隔で数回)受けて頂くとご自身の自然治癒力により今までと違う体の変化が感じられます。

ほとんどの場合、初回で操法の効果はあらわれます。
からだが鈍くなっていると時間がかかることもあります。
症状がきつかったり、複合している場合は、翌〜3日以内に来てもらうこともあります。
今までの事例では、ギックリ腰等にそうしている場合が多いです。
いずれにしても、それを維持していくために今までの身体の歴史、生活習慣等を考慮して施術とセルフケアを続ける必要がある場合も多いです。
それを見極めるためにも、数回は続けていただきたいです。

◯各自に応じた簡単なセルフメンテナンスをお伝えし、継続いただくことで割と楽に体調を日常生活で管理・維持しやすくなります。

せっかくの施術が無駄にならないためにも。
そのあとはメンテナンス施術(月1回〜数ヶ月1回)に移行(提案)します。
(但し状況により個人差があります 参考 よくある質問

 

当亭の主な施術技術(操法)をご紹介します。

◯共鳴法(きょうめいほう)

当亭で主に使う整体技術(操法)のひとつです。
皮膚(主に手)を全身に見立てた対応関係を利用して、骨格を変化させ不具合箇所を
調整する方法です。イメージとしては、身体をピアノの調律に見立てる感じです。
具体的には、手の皮膚への共鳴点にごくごく軽い刺激を加えるだけ。
(スーと撫でたり、やさしく押さえたり)
お子様やご年配の方にも体に負担をかけずにできる優れた操法です。(参考 朱鯨亭
その他に体の状態により以下の操法を組み合わせます。

◯愉氣(ゆき) 

手のひらや指先を不具合箇所に軽く当てる操法。(参考 野口晴哉「整体入門」他)
例をあげるとご家庭でも足裏に手を当てるだけで身体が緩むという嬉しい使い方が
できます。

◯操体法(そうたいほう)

身体を動かしにくい方から動かしやすい方・楽な方へ動かして、身体を緩める操法。
(参考 橋本敬三 「万病を治せる妙療法」他)

◯愉骨(ゆこつ)

関節に愉氣して、歪みを正す操法。(参考 斎藤巳乗 「オステオパシー誇張法」)

◯打ち込み法(うちこみほう)

身体が歪んでいるときに修正する操法。
大正・昭和初期に高橋迪雄(みちお)によってまとめられた「正體術」を朱鯨亭で
再現を試みた操法。(参考 こちら

◯筋膜伸ばし(きんまくのばし)

筋肉を包む筋膜を緩める操法。伸展法から独自の改良を加えている。
(参考 こちら、河野賢二「伸展法」)

◯つるた療法(つるたりょうほう)

身体の奥深くに存在し、腰・股関節・膝関節等の痛みのカギを握る重要な筋肉群が腸腰筋です。
この腸腰筋に直接手当をし筋肉疲労を改善し完治させる操法。
痛みの正体である、腸腰筋症候群にアプローチすれば、膝・腰・股関節の痛みは、『手術なし』で消えることがあります。

★痛みの原因の筋肉を突き止める

★手当の施術法で血液循環の改善

★腰・膝・股関節痛の原因の筋肉の調整
(参考 湘南スポーツ整体院 )

◯和の頭蓋仙骨療法

頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラルセラピー)は1970年代にアメリカのオステオパシー医であるジョン・E・アプレジャー医師が開発した痛みの無い手技療法のひとつです。
優しく相手に触れ、身体のこわばりを解きほぐし、脳脊髄液の流れを促進することにより、自然治癒力を高めていくものです。
痛みやこりを軽減させるだけでなく、骨格のゆがみを整え、深いリラクゼーション効果や自律神経を整える効果もあります。

この頭蓋仙骨療法を東洋医学と解剖学の見地から、日本のくらしと身体に合わせた形で「和の頭蓋仙骨療法」としてご紹介しています。
東洋人の自然体である「上虚下実」を基本に、中枢神経系に対する負担を考慮し、より繊細に丁寧にアプローチを行うものです。

生まれたばかりの赤ちゃんから妊産婦さん、お年寄りや病気療養中の方にも、安心して受けていただく事のできる、優しい手技療法です。
圧を加えたり揉みしごくようなことはなく、ただぴったりと柔らかく触れ、相手の体からのサインを待ちます。
必要なのは相手を感じとる力、寄り添うセンス、あたたかい手です。

頭・耳・胸・お腹・骨盤・足などに優しく柔らかく触れます。
触れているだけのように見えますが、施術者は手で体内の動きや体の状態を診て、ゆっくりと身体のこわばりを解きほぐし整えていきます。

体内を構成する臓器や筋肉、関節、神経や血管にいたるまで、殆ど全てのものは膜(漿膜、筋膜等)に包まれています。
特に中枢神経系である脳と脊髄は脳脊髄液と呼ばれる、海水に近い成分の液体に包まれており、その周囲が膜(硬膜)に覆われています。硬膜のこわばりをゆるめ、解きほぐすことによって、
脳脊髄液の循環が改善されると、自律神経の働きが安定し自然治癒力が向上していきます。

身体や潜在意識の滞りに、その人のカラダ自身が気づくことで「自己治癒力」にスイッチが入り、不必要なコワバリや感情、老廃物などの体毒をカラダから排出する「流れ」が甦ります。

あらゆる痛み、心身の不調を改善するきっかけとなるでしょう。

たとえば、肉体・精神的な疲労、不眠、うつ、呼吸が浅い、胃腸障害、生理不順、骨格のゆがみ、腰痛や肩こり、顎関節痛、側湾症、慢性的な頭痛・便秘などの改善を手助けします。

これらを軸として様々なケースに対応すべく、日々研鑽を積んでおります。

このようなことがあるかもしれません。

★眠ってしまうかも・・・・

クラニオ施術中は脳波が安定し、瞑想時のような脳波になります。寝ているような起きているような
感覚だったり、眠くなることも多いです。眠くなったら、ほんの少しの間ですが安心して眠ってくださいね。

★ぴくぴくっとするかも・・・

部分的に温かくなる・手先が勝手にぴくぴくっと動く・お腹がぎゅるる~となる・頭の中が
ぼわ~んとする・顎がふわ~っとゆるんでくる・涙がすーっとこぼれることも。
人によりいろいろな反応があります。体の内側のつながりや動きをぜひ体感してみてください。

★何も感じない・・・

長い間、がんばって体を酷使して生活していると、体は硬くなり、感覚が鈍くなります。
そんな方は、今日初めてのお手当てでは、何も感じられないかもしれませんが、身体は
ちゃんとお手当てを受け取っています。
数回続けていくと、だんだんご自身の感覚でも、リラックスや変化がわかるようになっていきます。

★痛みがあるかも・・・・

お手当て後、神経の信号がスムーズに通るようになると、だるさを感じたり、痛みが感じられることが
ありますが、殆どが数日で改善します。
痛みが出た部分の多くは、それまでの生活の中で無理や負担があった所や、古傷など労わり癒す必要が
ある部分です。労わってほしいという体からのメッセージなので、基本的には温めて、よくがんばったね、
と気にかけてあげてください。だるくなったり眠くなった場合はよく休んでくださいね。