心も体もふわっとあったかくなるスマイル整体屋 直(ナオ)です。
書籍の紹介です。
去る6月24日に赤目養生所同窓会が開催され
その時の藤岡先生の講義の課題図書を紹介します。
ちなみにその時のテーマ名が
“読んでから参加するか、参加してから読むか”
医者側、患者側から余命を通して見たものとは?
最後の医者は桜を見上げて君を想う
二宮敦人著 TO文庫
著者略歴
二宮敦人(にのみや・あつと)
1985年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。
累計20万部を突破した『! (ビックリマーク)』等、次々に新作を発表する注目の新世代作家。
著書に『18禁日記』『郵便配達人シリーズ』『最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常』
『なくし物をお探しの方は二番線へ』『廃校の博物館 Dr,片倉の生物学入門』等がある。
アマゾン BOOK著者紹介情報より
登場する3名の患者側と3名の医師それぞれの考えを通して
医療ドラマとして描かれています。
生きる(余命)ことをどう考えるかの視点で書かれています。
3名の患者はいずれも亡くなるのですが、
第1章 とある会社員の死(浜山) 急性骨髄性白血病 家族:妊娠中の奥さん
第2章 とある大学生の死(川澄) 筋萎縮性側索硬化症 家族:ご両親が医者
第3章 とある医者の死(音山) 下咽頭癌 家族:故郷に年老いた祖母
それぞれに関わる医師がいて、3名は医学部で同期です。
1 福原医師 副医院長 外科 病院の子息
奇跡を信じ最後まで生きることを諦めない。病気と闘う。
2 桐子医師 皮膚科
死を受け入れ、残りの日々を大切に生きる道もあると説く。
「死神」とも言われている。
3 音山医師 神経内科 第3章の主人公
第2章の女子大生の死をキッカケに福原・桐子とも違う
寄り添う道を模索する。
会合の中でも小説仕立てで読みやすいというお話が多かったです。
それと著者と医師周辺の協力がうまく取り入れられていると感じました。
涙腺崩壊場面もありますが、一度読んでみてください。
ガンの手術は、いい・わるいはわからない
藤岡先生中心にその後にお話があり
日本はガンとしているものも欧米ではガンでないものもあり
乳管内のガンや小腸・大腸の上皮腫という例で説明を聞きました。
ガンの手術についても、いい・わるいはわからない。
やったから・やらなかったからは個人個人で違うので
本当のところはわからない。(藤岡先生は正直にお話下さいますね)
ガンの標準治療も変わっていくとのことです。
現在医学の得意なところは、救急と切って・つなぐ(例 胆石手術)
とお話しされています。
私もそうかなあと自分の体験で思います。
複数の資料の中からは、国立ガン研究センターの報道への資料で
高齢者のへのがん医療の効果にかかる研究報告
ー進行がんにおける抗がん剤治療と緩和治療との有効性及びその適正使用ー
調査で臨床的・統計的に意味のある結果は得られないとのことで
今後、全国がん登録などのデーターベースと死因統計を用いた大規模調査による
解析が必要とのことで、要するにまだまだ時間と金が要るということなのかと
思いました。(なんだかね〜)
最後に紹介書籍として
新版 動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか 著者:福岡伸一 小学館新書
[amazonjs asin=”4098253011″ locale=”JP” title=”新版 動的平衡: 生命はなぜそこに宿るのか (小学館新書)”]がんを忘れたら、「余命」が伸びました! 著者:近藤誠 高橋三千雄 ビジネス社
[amazonjs asin=”4828419594″ locale=”JP” title=”がんを忘れたら、「余命」が延びました!”]がありました。これから読んでみたいと思います。