「動的平衡 生命はなぜそこに宿るか」を読んで

心も体もふわっとあったかくなるスマイル整体屋 直(ナオ)です。

今回は、赤目診療所の藤岡先生推薦図書より私が読んだ1冊を紹介します。

新版 動的平衡 福岡伸一著 小学館新書

これ一度読まれて損はしないです。

内容を少し紹介します。

“なぜ学ぶことが必要か”について

学校(高校生)での講演会のテーマで話されたこととして

学校で勉強なんかしなくても、実社会で体得する直感や経験則の方が生きていく上でずっと有効ではないか?という問いかけに「私たちを規定する生物学的制約から自由になるために、私たちは学ぶのだ」と。

生徒への説明例として「空目(ソラメ)」映像の例を出して、虹のスペクトルは連続していて決して7色に見えないことや本体ランダムな文様に人面が見えてしまうことなど我々は(視覚だけでなく)世界のありようを「ごく直感的にしか見ていない」ということ。重要な箴言として「直感に頼るな」としていて、直感が導きやすい誤謬を見直すために、あるいは直感が把握しづらい現象へイマジネーションを届かせるからこそ勉強すべきと。それが私たちを自由にする

と述べています。

コラーゲン添加食品の空虚

もう一つ紹介すると

コラーゲン食品は、消化酵素でバラバラのアミノ酸に消化吸収されるのでコラーゲン由来のアミノ酸は体内のコラーゲンの原料とならない。これの同じ構造の「健康幻想」として、コンドロイチンやヒアルロン酸も同様と書いておられます。

雑感

もちろん生命のことも書いてあります。
壊して作る、流れるものと捉えています。
全部書くわけにはいかないのでまた読んでみてください。

面白い内容というか認識しとかないといけないことが書いてあります。
著者が色々言われるのが内容見ればわかりました。笑
でもちゃんと書いてくれているので応援したくなりました。

ただし、直感については別の話もあるので一度別で書いてみたいと思います。