文化財の補修が意味するもの

心も体もふわっとあったかくなるスマイル整体屋 直(ナオ)です。

今回は、文化財の問題で整体とも関連しています。
食品や医薬品にも同じことが起こっています。

夢の材料

文化財補修の分野で 昭和40年代に夢の材料として使用されて、永久的に効果が
あるとされた
合成樹脂の修復に問題が生じている。

文化庁によると、合成樹脂は接着力が強い上に扱いやすいとされ、20年代から
壁画の剥落止め
などの文化財修復での使用が始まり、40年代には広く使われる
ようになった。
これまでに全国の文化財千件以上で使用されているという。

文化財剥落問題

2016年産経westに

世界遺産・平等院鳳凰堂(京都府宇治市)の扉絵をはじめ、全国の文化財で、
昭和20年代以降に
修復作業で接着剤として使われた合成樹脂が原因とみられる
劣化や剥落が相次ぎ、文化庁は
この修復方法を見直す方針

とありました。

紫外線に弱く、時間がたつと粉状になったり、表面上に樹脂がにじみ出て接着面が
剥離し、顔料などの
剥落につながっています。
今後の修復でこの樹脂の使用を控え、古来の自然素材を用いた手法に切り替える方針。
とのことです。

このことが意味するもの

この場合、50年経過して結果が出てきています。感じることは2点です。

1 科学的に各種の実験(過負荷等)を行っても、いろいろ問題が生じるということ
  でしょう。
これを食品や医薬品で考えると文化財が人間自身になります。
  もうすでにいろんなことが
出現していますが、まだまだこれからだということを
  感じます。

2 文化財は大切ですが、近代の保存方法が本当の意味での理に適っていないので
  はないかという疑問です。

  ヒントは、神宮様をはじめとする式年遷宮や造替、現存する古寺にあるのでは
  ないかと考えています。
  その維持・管理の方法もその日常にあるように思います。

2点とも人間が不遜になっている表れだと感じています。
人の心身も同じことがいえると考えています。

このことは、定期的に発信したいと思います。