心も体もふわっとあったかくなる
心身の調律師 直(ナオ)です。
多くの方から”不思議だ” “何なんですか?”と聞かれる
私が行っている整体(ヒーリング)について現時点で整理していることを
書きます。今回シリーズでこれを書くことは相当考えましたが、キッチリ
一度書くことで必要な方に情報が届くという思いで書きます。
今年から月1回ペースで年内は連載します。
そのまま感じたことや事実を書いていくのでお付き合いください。
今回は、大東流合気柔術 岡本正剛先生のことを書きます。
補足
Youtubeで検索すると動画があります。
知らない方は、”嘘やろ”という人が多いと思います。
(私も最初言いました。笑)
今まで投稿した記事
- 不思議について 〜整体屋から感じた潜象界への考察 その1〜
- 潜象界という感じについて 〜整体屋の考察その2 背景1〜
- 不思議について 〜整体屋の考察 その3 背景2〜
- 不思議について 〜整体屋の考察4 背景3 胸の氣の溜まり〜
- 不思議について 〜整体屋の考察5 背景4 神社の通り道とエネルギーの噴き上がり〜
これからの予定(題名のみ)
◯神棚のエネルギー
◯奈良での稽古
◯道場を閉めるかも 〜悩みと行動〜
◯災い転じて福となる 新たな先生方との出会いと新たな扉
前編・後編
◯故障を通して得たもの
◯整体を習いに
◯ある夜の決断
◯嘘をつかない人生のスタート
◯“あなたはわかるからいい” クライアントとしての衝撃の事実
◯まとめ
岡本正剛先生
略歴
1925年(大正14年)2月10日、北海道夕張市に生まれる。
1963年、38歳で初めて大東流の門をくぐり、堀川幸道に師事した。遅い出発にもかかわらず ”修得すればおもしろいほど体力を用いず、合理的な技 ” であることを知り始めた1974年、七段を取得し、その3年後に東京へ移住。 翌1978年、堀川幸道により大東流合気柔術の師範を免許された。 しかしその翌年には幸道が死去。
期するところあって師の意志を継ぐべく、大東流合気柔術六方会を設立し、 多くの門人とともに、その優れた技を練磨しつつ、普及に務めた。
2015年(平成27年)1月16日 ご逝去
大東流合気柔術 六方会HPより転載
以前の投稿(不思議について 〜整体屋の考察 その3 背景2〜)で書きましたが
こちらで稽古をしながら、岡本先生が関西や名古屋に講習会に来られる時に出席し、関東での合宿にも参加しました。
だから岡本先生から教わった時間は東京の方や古くから習っている方に比べたら無茶苦茶短いです。
それにこの方面が私は不得手のようでなかなか上達しませんでした。
(今もそうですが。汗汗 笑)
岡本先生の印象は、たくさんあるが敢えて絞ると
・年齢に関係なく丁寧に気さくにお話しされていたこと。
・冗談がお上手でそれらを交えながら会話も楽しく、笑顔が絶えないこと。
これらが印象に残っています。
その中で稽古やお話の中で印象深かったことで今の整体周辺に繋がっていることを書いていきます。
姿勢
稽古の時は、座り技から開始して立ち技になります。
その座り技について、岡本先生の様子をよく観察しました。
例えば手や腕の動き
1 技を掛ける前
2 技の時
3 技が終わった後
これを徹底的に形とともに動きを真似しました。
ある時、関西に講習会に来られた時に座り技で”この人の座り方がいい”と稽古を止めて仰いました。
(実際には、具体的に数点言われました。)
その後も何回かそういう場面がありました。
人それぞれ癖があるので見かけでなくて感覚が大事なんだなぁと思いました。
皮膚感覚
これは、稽古の時や歓談の時などに何回かお聞きしました。
ある時は、夜中に家人が歩いて行く振動が皮膚に伝わって、誰が行ったかわかると
仰っていました。
私は、今でも眠りに入るのも早く、眠るとトイレに1回くらいしか起きないので
これは当分真似できないなあと思いました。笑
それ以外に皮膚の感覚のお話を何回かお聞きした記録があります。
身体のことも色々研究されているのではないかなあと感じるとこもあって
よくお話の中で”他のことはやったことないが・・・”と言われてはいましたが。
このあたりのところは、この浅原先生の書籍にも掲載されています。
(古いお話で私が見聞きしたことがないものも多く書かれています。)
“どこからでも来なさい”
これは晩年でお亡くなりになる数ヶ月前の大阪での講習会だと記録しています。
午後の稽古で基本技やった後だったんですが、
高段者の方に”いつ(自分から技術を)とるんだ”という旨の発言とともに
どこからでも来なさい
高段者から自由にかかっていくように言われた時の立ち姿や張り詰めたものは、一生忘れられません。
普通の稽古でも何が何やらわからないのに、最初の人がいくといつもの稽古よりもはるかに
勢いよく飛ばされ、
本気で来ているのか!
と真剣に言われました。
次の方から明らかに違う感じで先生に近づいて触れると今までに見たこともないスピードで
高段者の方が転がっていきました。それと周りの空間が押されてパンパンに膨張している感じでした。
これが人の為せる技かと今まで目にしながら今回のことは、驚嘆しました。
私の番になり、確か先生の右袖を制するように入っていくと物凄い勢いで踵立ちにされて、私の右側に結構直下に捌かれました。その時の勢いと感覚はすごかったですね。
先生のお考えで全員が手を取らせていただくことが多かった(晩年はそうでもない時がありました)ので
白帯の方には手加減されていましたが。(稽古方法としては、”懸かり稽古”と呼ばれていました。)
“どうやっているかわかりますか?”
講習会で幸運だったのは、だいぶ稽古を重ねて姿勢がいいと言われるようになった頃から
結構な確率で毎回、先生の技を掛けている手を取らせていただいたことです。
普通は一度掛けるのを触らせていただくという経験は、他の習っている方はあったと記憶していますが
私の場合は、1つの班(8名から15名くらい)全員に掛け終わるまで触れさせて頂いて感覚の説明を受けられたことです。
その時によく
どうやっているかわかりますか?
力入っていないでしょう?
どこが動いているかわかりますか?
その時に動きを同じように示したり、質問の場所を的確にお伝えすると”そうです”と
言ってもらえることが多かったです。
これ自体は、日頃のH先生の薫陶宜しきであったと思います。
この直接触れさせてもらえたことは、今の身体感覚に大きな影響を頂けたと感じています。
振り返って
体術としては、下手の横好きで何をしているのかと先生からは言われそうですが
感覚的なことは、今の取り組みに大いに活かせていると感じています。
岡本先生の稽古の後は、少し筋肉痛にもなりましたが、身体が元氣になりました。
私の施術やセッション・講座もこられる方が元氣になるようにもっと研鑽し深めていきたいと
強く思っています。
先生には、感謝あるのみです。
確か2011年の川越での合宿の時にご一緒に撮って頂きました。
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