シンスプリントへの対応 〜中学生の陸上競技者とセルフケア〜

心も体もふわっとあったかくなるスマイル整体屋 直(ナオ)です。

先日、うちに来られた右足首の痛みとシンスプリントが主訴の
中学生の陸上競技者のお話です。

右足首だけではなかった

1ヶ月前から右足首が痛い、走りはじめや終わったらと特に痛いと
来亭されました。
三日後に大会があるのでなんとかしたいとのことでした。

いろいろ聞いてみると
・右足首の捻挫と骨折
・右足を重みのあるドアに挟まれるアクシデント
・右肘が痛い   等々があり、事前のヒアリングだけでなく
これらのことは確認しながら質問をして引き出せるもののも多いですね。
自覚症状はなかったですが、骨盤や側頭骨のねじれもありました。

まずは、骨盤と尾骨調整からスタート。
手指・手首から肘の調整で右肘の痛みはほとんどなくなりました。
右足首と足指や頭の調整で他の症状なくなりました。

その後、大会は問題なく出場されたました。
大会の後に来亭された時は、肘は問題なくなりましたが
右足首の骨折痕の痛みとシンスプリントがあるとのことです

シンスプリントは、ウィキペディアでは

シンスプリントShin splints)は、下腿内側に位置する脛骨の下方1/3に痛みが発生する症状。骨折した時のような激しい痛みではなく、鈍痛なのが特徴である。脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん、Medial tibial stress syndrome)ともいう。

基本的に体を動かすどの運動においても、十分な筋力の整っていないうちからいきなり激しい運動をした際に起こりうるものではあるが、マラソン選手や陸上競技のランナーなどには特に起こりやすい。

骨折痕は、共鳴法を応用したお手当と母趾操法をベースとした調整で痛みは
なくなりました。
それと合わせて
足パー操法というセルフケアをお伝えしました。

ご本人に確認しましたが、半年経過してもこの問題は発生していません。
ご本人の自然治癒力を引き出せた良い例と思います。

足パー操法のセルフケア

その中で今回紹介するのは、膝下の2本の骨が開いた状態を改善することで
シンスプリントのような問題にも一定のケアができる可能性があります。

1.顔を上向き(仰向け)に寝て、両足指をじゃんけんの「パー」のように
  足指を開いて
2.両足カカトを突き出して5〜10秒間、足指パーで維持します。
3.時間が過ぎたらパッと脱力。数回繰り返す。 
(参考:高橋迪雄氏 「正體術矯正法」、朱鯨亭「寝床体操4」)

これを毎日続けます。(できれば1日の終わり+気が付いた時に)

ひどく歪むと施術者の調整が必要になりますが、軽いものなら
このセルフケアでも変化していきます。

すべてこの例のようにとはいかないでしょうが、お試しくださいね。

参考:セルフケアを行う際の注意点