心も体もふわっとあったかくなるスマイル整体屋 直(ナオ)です。
実践・養生講座の記録から
第1回 「こころ」と「からだ」の不思議
第3回 学習すること 〜自分が望む人生を歩むための道しるべ〜
第4回 生きるとは、環境と関わること
第5回 養生食、万歳!!
今回(第7回)の講義メモは、
こころの養生 〜慣れる〜
を紹介します。(あと3回くらいで一旦完結します)
今回のお話は、何かの機会に思い出すと大変役に立つと確信しています。
今、何らかの病気になっていたり、長らく入院や通院している方、調子が悪く
仕事や職場・学校に行けなくなっている方に読んでもらって
感じていただけると変化へのヒントがあると思います。
紫鯨亭では自身の経験や整体・その周辺領域を通じて、施術とともに
この内容等をベースにカウンセリングも適宜行っています。
![](https://shigeitei.com/wp-content/uploads/2017/06/metabolomics-2316520_640-300x300.png)
生き物はもともと「慣れる」のが得意です。
生きることは、大小さまざまな環境の変化に適応することの繰り返しです。
私たちの体は、「慣れる」事がとても得意なのです。
「安定を求める」ことと、「不慣れなことも、続けて要ればいつかは慣れる」事は
表裏一体です。
年をとると、変化に対応する事がだんだん苦手になります。
慣れることを担当するホルモンや自律神経の働き(反応性)は、年をとると
徐々に鈍くなります。
「変化に弱くなる」わけです。(年寄りの冷や水)
→大まかに理解するとホルモンは”徐々に”、自律神経は”すぐに”反応する。(直)
しかし変化に弱くなる最大の理由は、「頭」です。
頭とは、知識や経験に縛られることです。→諸刃の剣(直)
「思い込み」といってもよいかもしれません。
↓
「私の好みは○○」「私は○○な人間である」「人間、そう簡単には変わらない」
「○○には△△でなくっちゃ」「常識では○○」
↓
うまく事が運んでいる時はそれでよい。
うまくいかない時(病気の時など)は疑ってみる。「ほんまかいな。」
→選択肢をひろげることになる。これ大切です。(直)
「個人的な知識、経験」よりも
「古い言い伝え、伝統、当たり前に感じられること」を
重視する。
養生する。
→例 疲れた(疲労)。すぐに薬局で薬や栄養ドリンク✖️ 1日寝る○ (直)
独学もよいが、専門家にも聞いてみる。「皆、意見が違う」ことを再確認する。
選択肢を広げ、今までとは違う目で選び直す。
→この「独学」は、医療系において多い。残念ながらよい結果を生まない。
(直)
前項の”知識や経験≒頭”は、いいこととそうでないことの表裏一体(直)
「良師は、3年かけて探せ」の格言通りに日頃から目に留めておく。
出版していたり、マスコミに出ているから(自分にとって)よいとは限らない。(直)
新しいことを拒否せず、慣れるまでやってみる。
①「しばらくこれでやってみる」事を、自分で決意する。人任せにしない。
変えるにはエネルギーがいる。
②慣れるのに適した環境を選ぶ。他人の力を大いに利用する。
環境≠自分一人でやらない。
成功率の高そうな場所へ飛び込む(セッティング)
③スタートにあたり、新しい習慣を身につける。
新しいことに慣れる(=新たな自分になれる)ために
① 1ヶ月、浮気せずにやる。
「慣れないことにトライするのは少々困難を伴う」ということは
わかっておく。
→ 体が変化するのに必要な日数の目安。(直)
② 共に進む仲間を探す。前向きな愚痴を言い合う。
③ 期限と到達点を決める。
期間内に改善しているか、していないか(悪化したか、そう変わりないか)を
評価する。(毎日でなくてよい)
何か一つでも改善していれば、徐々に不安が消えていく。
「本当にこれでよい」と思えるようになる。
強引に「よくなっている点」を探し出す(前向きな人に意見を聞く)。
誰が、何をするにしても、「悪いことばかり」というものは、まずない。
→決めた行動(項目)が達成できたら記録し、小さな(短い)ゴールを設定して
ご褒美(例 デザート一つ)をもらう。と習慣化しやすい。(直)
④ しんどい時は、いったん休む。
かえって悪化して、逆に効果を確認できたりもする。
⑤ 「不退転の決意」をしない。
評価してみて不満足なら、次を探そう。
うまくいかなかったことも、勉強だ。
→「不退転の決意」そのものが「頭」です。(直)
雑感
今回の内容は、”慣れる”です。
キーワードは”頭”と感じます。
今回の内容の認識を持つことは非常に大事です。
感じることかなあと思います。
慣れるということでいうと
標準化するには、”毎日20分間継続し、90日間繰り返す”だと認識しています。
私の体験では、新陳代謝でからだが変化して、落ち着く(大丈夫の確信)のに
2年程かかりました。
2007年5月24日 実践・養生講義 自身のメモ より
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